1.DJI Flyアプリの概要
DJI FlyとはDJI社が提供しているドローン操縦用のアプリです。
お持ちのスマホやタブレットにDJI Flyアプリをインストールしセットアップすることで、ドローンに搭載されているカメラからの映像や飛行場所、バッテリー残量などを確認することができます。
DJI Flyの公式サイトはこちらです。
※DJI Flyの機能は「4. DJI Flyの機能詳細【DJI MAVIC3】」で説明します。
DJI Flyアプリに対応している主なドローン(2022年7月26日時点)
Mavic Mini、Mavic Air 2、DJI Mini 2、DJI FPV、DJI Air 2S、DJI Mavic 3、DJI Mini 3 Pro
上記以外に対応しているドローンやモバイル端末の最新情報はDJI公式サイトをご確認ください。
2.DJI Flyアプリの初期設定方法
iPhone(iOS)での初期設定方法を説明します。
DJI Flyアプリ(以下、アプリとします)をインストールします。
アプリを開くと映像が流れます。
すぐ設定に進みたい場合は「スキップ」します。
利用規約とプライバシーポリシーを確認し、問題なければ「同意します」。
位置情報の共有を「Appの使用中は許可」します。
通知を「許可」します。
Bluetoothの使用を許可(「OK」)します。
DJI収集する情報を確認し「次へ」をタップします。
DJI製品改善プロジェクトに「参加します」。
必要に応じ役立つ情報を確認した後、「次へ」をタップします。
ホップアップの「OK」をクリックし、「3.DJI Flyアプリ・送信機(プロボ)・ドローンのセットアップ方法【DJI MAVIC3】」に進みます。
3.DJI Flyアプリ・送信機(プロボ)・ドローンのセットアップ方法【DJI MAVIC3】
DJI Flyアプリにログインする。「プロフィール」をタップします。
「ログイン」をタップします。
電話番号やメールアドレスを入力し「次へ」をタップします。
※アカウントをお持ちでない方は、アカウントを新規で作成します。
パスワードを入力し、「ログイン」します。
ログインが成功すると、アカウント名、飛行時間、飛行距離、飛行回数が表示されます。
※新規でアカウントを作成された方は、時間・距離・回数全て0となっています。
「<」をタップしホーム画面に戻ります。
送信機(プロボ)とドローンの充電が完了していることを確認する
充電が完了していないと設定できない場合があるため、事前に確認します。
赤枠内の電源ボタンを押すと、青枠内のランプが点灯します。
ランプが4つ点灯していれば充電が完了しています。
送信機(プロボ)とドローンを接続する
「接続ガイド」をタップします。
「OK」をタップします。
送信機(プロボ)とドローンスマホを繋げます。
セットアップしたい機体の写真をタップします。
アプリの指示に従って、送信機(プロボ)とドローンの電源を入れます。
しばらく待ちます。
接続できなかった場合、「機体に接続できませんか?」と表示されますので、文字をタップします。
アプリの指示に従って、ドローンの電源を4秒間長押した後に、「ペアリング」をタップします。
ペアリング中の画面でしばらく待ちます。(操作不要)
接続(ペアリング)に成功すると、ドローンカメラの映像をアプリで確認できるようになります。
免責事項を確認し、「いま有効にする」をタップします。
4.DJI Flyの機能詳細【DJI MAVIC3】
アプリで利用できる主な機能を紹介します。
1.写真撮影モード
赤枠をタップしていくと青枠内の写真モードが選択できるようになります。
下記の通り、各モードについて整理しました。撮影モード名(できること)
シングル
1回のシャッターで1枚の写真を撮影できます。
探索
望遠カメラに切り替わり、28倍までズーム撮影ができるようになります。
赤枠ないの「数字✖️」をタップすると、段階的にズームされていきます。
※送信機のジンバルダイヤルを活用することで、滑らかに倍率を調整する方法があります。詳細はMavic3のユーザーマニュアルをご確認ください。
※ズームできるようになりますが、シングルモードのカメラと比較して、解像度が劣ります。
- シングルモードの静止画:20MP
- 望遠モードの静止画:12MP
AEB
自動的に露出(シャッタースピードや絞りの組み合わせ)をずらして複数枚の写真を撮影できます。
バースト
シャッターを押し続けることで、連続的に写真を撮影できます。
タイマー撮影
タイマーを設定して、撮影することができます。
2.動画撮影モード
赤枠をタップしていくと青枠内の動画モードが選択できるようになります。
探索モードでは写真と同様に28倍までのズームが可能です。
また、スローモーションで撮影することもできます。
3.ハイパーラプスモード
赤枠をタップしていくと青枠内のハイパーラプスモードが選択できるようになります。
下記の通り、各モードについて整理しました。
撮影モード名 | できること |
フリー | ドローンを手動で操縦し撮影します |
サークル | 被写体を特定し、その被写体を中心に自動で旋回しながら撮影します |
コースロック | ドローンの頭の向く方向を設定し、その方向に頭をロックして移動させ撮影します |
ウェイポイント | 複数のポイントを設定し、ポイントからポイントへ移動させ撮影します |
4.撮影したファイルを確認する
赤枠内をタップすると機体に接続されている状態、または、アプリにファイルを保存している状態であれば、アプリ内で撮影したファイルを確認することができます。
5.フォーカスモードを切り替える
赤枠内をタップすると、オートフォーカスモード(AF)とマニュアルフォーカスモード(MF)を切り替えることができます。
6.シャッタースピード、絞り値などを設定する
赤枠内をタップすることで、写真/動画の詳細を設定できます。
7.マップを切り替える
赤枠内をタップすることで、マップを拡大できます。
左上の「N▲」をタップすると、上が北方角に固定されているマップの固定が解除され
ドローンの進行方向に応じマップの方角が変わります。
右下の「▲」をタップすると、地図情報なしのマップに切り替わります。
左下をタップすると、マップが縮小され、初めの状態に戻ります。
8.安全・制御・カメラ等に関する詳細設定をする
赤枠内をタップすると、詳細設定画面が開きます。
“安全”では最大高度、距離、自動RTH高度等を設定できます。
“制御”ではスティックモード等を設定できます。
“カメラ”ではファイルのフォーマット、サイズ、録画時にアプリにキャッシュを残すか等を設定できます。
“画像伝送”はあまり使用しませんが周波数等を設定できます。
“詳細”では、フォームウェアの更新確認、シリアルナンバーの確認、全てのデータリセット等を実施できます。
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