二等無人航空機操縦士の実技試験内容とコース紹介

ここでは、技能証明のうち「二等無人航空機操縦士」の実技試験の内容・コースをご紹介します。産業用ドローンスクール仙台では、本番を再現したコースをご用意し、実技訓練が可能です。

1.正常時の飛行

立ち入り管理措置が講じられた昼間かつ目視内という条件で、基本的な操縦を問題なく行えるかを判定します。

スクエア飛行(制限時間:8分)

  • GNSS、ビジョンセンサー等の水平方向の位置安定機能がONの状態で、機首を操縦者から見て前方に向けて離陸を行い、高度3.5mまで上昇し、5秒間ホバリングを行う。
  • 試験員が口頭で指示する飛行経路および手順で直線上に飛行する。機体の機首を常に進行方向に向けた状態で移動する。
  • 移動完了後、着陸を行う。

8の字飛行(制限時間:8分)

  • GNSS、ビジョンセンサー等の水平方向の位置安定機能がONの状態で、機首を操縦者から見て前方に向けて離陸を行い、高度1.5mまで上昇し、5秒間ホバリングを行う。
  • 試験員が口頭で指示する飛行経路および手順で、機体の機首を進行方向に向けた状態での8の字飛行を連続して2周行う。
  • 8の字飛行完了後、着陸を行う。(円の直径は5mとする)

2. 異常事態発生時の飛行

立ち入り管理措置が講じられた昼間かつ目視内という条件で、機体の水平方向の位置安定機能に不具合が発生した場合でも、安全な飛行の継続および着陸ができる技能を有するかを判定します。

異常事態における飛行(制限時間:6分)

異常事態の飛行経路

  • GNSS、ビジョンセンサー等の水平方向の位置安定機能がOFFの状態で、機首を操縦者から見て前方に向けて離陸を行い、高度3.5mまで上昇し、5秒間ホバリングを行う。
  • 試験員が口頭で指示する飛行経路および手順で、直線上に飛行する。機首を常に操縦者から見て前方に向けた状態で側方へ移動する。
  • 試験員から緊急着陸を行う旨の口頭指示があり次第、最短の飛行経路で指定された緊急着陸地点に着陸を行う。

編注:以下の図は https://www.mlit.go.jp/common/001516517.pdf より引用です。

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